故郷について考える

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所用があり、地元の釜石・大槌に行って参りました。既に実家もなく、コロナ禍もあってなんと7年振りの釜石でした。

18歳で上京したので、既に離れて30年。倍以上の期間を他の地で暮らしていることに改めて気づきました。

高校生の頃は、早くこの田舎から都会に行き、親から離れて自由を謳歌するんだ、と憧れ、まあその通りに過ごしてきた20代。3家庭を築き、必死に働いてきた30代。

40代も後半にもなり子供もそれなりに手を離れてくると、少年時代を過ごしたふるさとにも感謝の気持ちと同時に恩返ししたい思いが強くなってくるんですね。とはいえ、している事といえば5年ほど前からのふるさと納税だけ。自分に資金と時間と人脈があればなあと、何者にもなれていない自分を恨んだり。

さて、超久しぶりの地元ですが、震災で被害を受けた地区にはまだまだ空き地が多く、震災前の家の密度に果たして戻るのだろうか、という状態でした。過疎化も進んでいるし、平均所得も全国最下位クラスだし。

地元を離れた自分が意見するのも憚られますが、理想としては若者を増やすために、何かに特化した大学でも作り地元外から若者を呼ぶ。卒業生の起業をサポートし、当たればラッキーくらいの投資が必要ではないかと思います。

外貨を稼げる企業が出来れば、地域に金が入るので皆が幸せになるチャンスが増えるはずだし。

そう思いながら、何も行動出来ない自分に落胆しながら、地元を離れたのでした。